published 2 months ago by Mango
日本にほんの古ふるい家いえに住すんでいると、時ときどき々、変へんな音おとが聞きこえます。家いえが木きでできているので、木きの音おとがなったり、風かぜの音おとが大おおきく響ひびいたりします。まるで、誰だれかがいるみたいに。
座敷童ざしきわらしは、日本にほんの古ふるい家いえに住すみ着つく妖怪ようかいです。子供こどもの姿すがたをしていて、夜よるに家いえの中なかを走はしり回まわったり、笑わらい声ごえが聞きこえたりすると言いいます。すこし怖こわいですが、座敷童ざしきわらしが住すむ家いえは、お金かねに困こまらない、裕福ゆうふくな家いえになるといいます。
逆ぎゃくに、座敷童ざしきわらしが家いえから出でて行いってしまうと、その家いえは貧乏びんぼうになってしまうそうです。
岩手いわて県けんや青森あおもり県けんに古ふるくから言いい伝つたえられています。