「安否札」は、津波や地震などの災害のとき、自分や家族が安全な場所に避難したことをほかの人に知らせる紙です。家のドアなどに貼ります。岩手県釜石市の釜石東中学校の生徒が考えました。9年前の東日本大震災のとき、安否札のおかげで、助けに行った人がまだ避難していない人を早く見つけることができました。
釜石市で1日、小学校の子どもが安否札について勉強する会がありました。70人ぐらいの子どもたちが、どこに避難したか家の人が書くことができる安否札や、避難したことを絵で伝える安否札などを作りました。
子どもたちは「いろいろな災害のとき役に立つといいと思います」とか「たくさんの人の命を助けることができるように、みんなに安否札を知ってほしいです」と話していました。