published 5 months ago by Mango
大晦日おおみそかのことを除日じょじつといい、その夜よるに鳴ならす鐘かねを「除夜じょやの鐘かね」と呼よびます。「除じょ」という言葉ことばには古ふるいものを捨すて新あたらしいものに移うつるという意味いみがあり、心こころ穏おだやかに新年しんねんを迎むかえようという願ねがいが込こめられています。除夜じょやの鐘かねは、108回かい鳴ならすのが普通ふつうです。108という数かずには意味いみがあります。人間にんげんには、煩悩ぼんのうの数かずが108あり、それを祓はらうためにつかれるといわれているのです。107回かいを12月がつ31日にちに鳴ならし、最後さいごの1回かいを1月がつ1日ついたちに鳴ならします。12月がつ31日にちの夜よる、日本にほん中じゅうで鐘かねの音おとが鳴なり響ひびくのです。日本にほんのすばらしい伝統でんとうです。